Inspirations

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15-10-05

FOUNTAIN PEN

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先日ふと思い立って、万年筆を使い始めました。

仕事のひとつひとつを見つめていくと、
「文字ひとつ書くことに対してどれだけ意識的で在れるか」という原点から考えなおしたくなり、
それならば文字ひとつ書くことにその質感をきちんと感じ、楽しめたほうがいいのではと思い、
気が付けば青山の「書斎館」に向かって自転車を走らせていました。

http://www.shosaikan.co.jp/

「書斎館」は万年筆の聖地で、初心者にも丁寧に教えてくれます。
万年筆というのは見た目だけで買ったらいけない系のプロダクトなので、
10種類近いタイプの書き味を試させてもらいました。

万年筆を選ぶときに相性をみるのは、「書き味」「字幅」「見た目」の3つです。
ただ文字を書くための道具ですが、人によって好みが別れる要素が3つもあることに驚きます。

自分の場合は1〜1.5万円くらいの予算で考えていたので、
その価格帯だと一般的には国内ブランドのほうが書き味がよいとされているそうです。
理由は国内ブランドならその価格帯でも「金ペン」といわれるペン先が金素材のものが選べるから。

でも実際書き味を比べてみると自分に合っていたのは国内のものではなく、
イタリアの「AURORA(アウロラ)」というブランドでした。

http://www.aurorapen.jp/

この記事にタイトルをつけようと思い万年筆の英訳を調べたら、
「Fountain Pen(泉のペン)」というそうです。
万年筆にはインク補充の形式として「カートリッジ式」と「つけペン式」があり、
自分はつけペンタイプで使用しているのですが、インクに筆先をおとして吸い上げる様は、
確かに「Fountain Pen(泉のペン)」という名称がしっくりきます。
欧米人のこういうセンスは結構好きです。

日常的なものの質感が変わるというのは結構新鮮な体験で、
紙にものを書く機会が増えたような気もします。
Kindleを買ってから本を読む機会が増えた体験にも近いです。

日常の中には、Kindleのようにイノベーティブじゃないことでも、
万年筆のようにまだまだ多くの新鮮な体験が存在しているということに気付くと、
なんだかとてもわくわくしてきますね。